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このページの最終更新日: 2012/02/02
提案日: 2008/09/01

アイディアを説明する文章の書き方

概要

アイディアを紹介するページを作成して、このサイトに追加し始めました。多くの人に理解してもらえるページを目指して作成していると、文章の書き方が次第にまとまってきました。そこで、アイディアなどを分かりやすく説明する文章を書く書き方についてここにまとめます。

背景

理解してもらえるページを目指して

アイディアを紹介するページを作成して、このサイトに追加し始めた頃は、ページの構成や文章の書き方が決まっていませんでした。それでも、多くの人に理解してもらえるページを目指して作成していました。

ページを作成しながら、アイディアを分かりやすく説明する文章をどのように書けばよいかを考えるようになりました。いくつかのページを書き終えると、何を先に書いた方がよいかや文章を書く際のポイントなどが、次第にまとまってきました。そこで、文章の書き方について、よい方法が分かったものをここにまとめます。

どんなもの?

アイディアを分かりやすく書く

このページのように、アイディアなどを分かりやすく説明するための文章をどのようにして書けばよいかについてまとめたものです。初めてそのアイディアを知る人に対して、何に気をつけながら、どのような順番で文章を書けばスムーズに理解してもらえるのかを考えます。ここでは、この書き方について、次の3つを説明します。

全体の構成
どのような順番で章を編成するかについて、文章全体の構成方法。
背景/どんなもの? に書くこと
構成する各章にどんなことを書けばよいか、その内容。
文章の書き方
短く文に分ける、箇条書き/リストを使う、など文章を書く際のポイント

全体の構成

どのような内容から書き始めればよいか、内容の出てくる順番がまず重要です。書く内容の順番は、次に挙げるように、はじめに「背景」、次に「どんなもの?」、その後にその他、書き残った説明を書きます。

1. 背景
アイディアが発生したときの状況、なぜ必要になったかの理由。
2. どんなもの?
まずどのようなものかについて、状況を限定して具体的に書く。
3. その他
付け足し/詳細/修正/利点/性質/コラム/余談/他何でも。

背景に書くこと

はじめに「背景」を書きます。背景には、日頃の生活の中からどのようにしてそのアイディアに至ったのか、を書きます。日常生活の視点から始めることで、どんな読者に対しても意味の飛躍がなくなり、アイディアが出てきた状況をスムーズにイメージできるようにします。このように、アイディアの出てきた状況を書くことで、そのアイディアがなぜ必要なのかについて理由が自然に分かります。そのアイディアの存在意義が分かり、読者の読み進めるモチベーションを保ちます

「背景」の文章が長いと、読者のモチベーションを下げてしまいます。本当は次の「どんなもの?」にあるアイディアの中身を読んでもらいたいのに、そこまでの文章が長いと、途中で読むのをやめてしまうかもしれません。読者はそのアイディアはどんなものなのかを一番に知りたくて読んでいます。なので、「背景」には簡単な言葉で書けるようなこと、必要なことだけを短く書きます。もしより詳細な背景がある場合は、「どんなもの?」の後にある「その他」で詳しく説明するようにします。

「背景」の文章の終わりには、「そこで、~といったアイディアに至りました。」というような言葉を常に使って、アイディアが出てきた流れを明確にします。

背景には :
必ず背景が始め(どのような状況から出てきたアイディアか、なぜ必要になったかの理由が分かる、これの存在意味が分かる→読み手のモチベーションUP) ↓

そこで、~といったアイディアに至りました。

どんなもの? に書くこと

「背景」を簡潔に説明した後、「どんなもの?」を書きます。ここでは「背景」からの流れを使わずに、新しく文章を書き始めて、ここから読んでも分かるように書きます。はじめに、どんな場面を想像しているか、その具体的な状況をまず読者に伝えます。はじめに、筆者と読者のイメージの方向を合わせます。「~ときに/~の場合を考えます」のようなフレーズを使って伝えます。

状況の説明の後、そのアイディアがどんなものなのかを一言で書きます。すでに書いてある状況の具体例を使って、そのアイディアを表す最も短い例を書きます。ここでアイディアのすべてを含められなくても一向に構いません。はじめはすべてを伝えるより、どんなものかを簡潔に分かってもらう方が大切です。ここで限定しすぎたり、不足があっても後の文章で修正できます。そのため、ここでは最も短い例をまず一言で書きます。「~といったアイディアです。」というような言葉を使って、アイディアの説明を明確にします。

アイディアを一言で紹介すると、次に、そのアイディアがどんなものなのかを詳しく説明します。説明はアイディアがどんなものなのかを1つの例に限定して書きます。すべての考え、すべてのパターンを1つの説明に盛り込もうとすると、言葉が抽象的になり日本語が難しくなります。ここでは簡単なこのパターンだけを説明すると決めて範囲を絞って説明すると、日本語が簡単になり、書き手も書くのが楽になります。

説明は一例に限定し、さらに、はじめから終わりまでの流れを順に書きます。例の中であるシナリオを決めて、それに沿って読者と一緒に順に作業しながら進んでいくイメージです。筆者の考える状況をそのまま伝えます。このようにシナリオを与えて順に書き進めると、自然と日常よく使う簡単な言葉で説明できるようになります。具体的に順を追っていくほど書き手も文章を書きやすくなります。

アイディアを1つの例に限定して説明した分、取り残した部分は、次の「その他」の章で好きなだけ説明を付け足しすることが出来ます。このときには既に一通りの説明が済んでいるので付け足しがかなり書きやすくなります。読者はそのアイディアの具体例をイメージできているので、付け足しの説明を読みながら自分で考えることが出来ます。読者がイメージの中で具体的に考えて確かめられるので、付け足しの説明文はそこまで簡単を意識してすべてを書かなくても伝わるようになります。そのため、限定してでもはじめに1つの例を完全に読者に与えておく必要があります。

「どんなもの?」で説明する文の中では、利点や性質を絶対に書かないようにします。アイディアが何なのかのみを書いて、利点や性質はその他で書きます。まずアイディアがどんなものかを読者が具体的にイメージできないと利点や性質を言われても同意/納得できないので、利点や性質は必ずどんなものかを説明した後に書きます。説明の順は背景→どんなもの?→詳細/利点/性質で、これが逆転するとイメージに必要な情報が足らくなり読者は理解しにくくなります。

どんなもの?には :
背景からの流れを使わない。ここから読んで分かるように書く。 想像している場面や状況をまず説明(~ときに/~の場合を考えます。) ↓
どんなものかを最も短い例、一言で書く
(限定しすぎても、不足があっても後で修正できる、文章の入りの部分でまず読み手が簡潔に理解できることが大事、最も短い例を一言挙げるのみ、まず一言で書く)
~といったアイディアです。 ↓
次に、どんなものかを![一例の場合に限定]!して![一連を]!具体的に説明(これが何なのかが理解できることが大事、読者自身が具体例を思い浮かべられて理解できることが大事、状況を絞れば絞るほど、具体的に順を追っていくほど書きやすい、すべてを網羅しようとすると表現が難しくなって×)
シナリオ(例)を与えて、順に作業していく書き方が書きやすい。

すべての考え、すべてのパターンを1つの説明に盛り込もうとすると、日本語的に難しい。
今は簡単なこのパターンだけと決めて、範囲を絞って説明すると楽。
範囲を絞って説明した分、取り残した部分は、後の「その他」の章で好きなだけ説明を付け足しできる(このときには一通りの説明が済んでいるので付け足しがかなり書きやすくなる)。
ここで説明する文の中では利点や性質を絶対に書かない(利点や性質は必ずこれが何なのかを説明した後に書く、これが何なのかのみを書く、それ以外はその他で書くこと、まずどんなものかを読者が具体的にイメージできないと利点や性質を言われても同意/納得できない、説明の順は背景→どんな→詳細/利点/性質で逆転すると理解しにくい)。

その他に書くこと

「どんなもの?」でアイディアを一通り示した上で、その後は説明しきれなかったことを付け足したり、より詳細な説明を書いたり、簡単のため単純化しすぎていた点を修正したり、他何でも自由に書きます。利点性質、他のアイディアとの関係もここに書きます。

アイディアを一通り示した後なら、状況の説明や説明の順序などを気にせず自由に書けるので、書き手は書きやすくなります。例えば詳細な説明を書く場合、既に一通りの説明が済んでいるので、書きたいところ一部分だけを書いても構いません。全体に渡って詳細を書く必要はなく、書きたい部分だけ自由に書くことが出来ます。

どんなものか全体を示した上で、 ↓
付け足し/詳細/修正/利点/性質/コラム/余談/他何でも...
全体を示した後なら状況説明/順序などを気にせず自由に書けるので楽になる。

文章の書き方

文章を書く際のポイントを次の表にまとめます。

短く文に分ける
文が長くなると日本語の文法的な制約がきつくなり書きにくくなります。1つの文に多くのことを含めようとすると、必然的に文が長くなります。文が長くなった場合は、含まれる内容の1つ1つを文に分けます。すると、案外簡単な表現でスムーズに書くことが出来ます。
箇条書き/リストを使う
並列になる項目や順序のある内容は、箇条書きやリスト、表にまとめて表現します。気付かないだけで、よく見ればリスト化できる部分はかなりあります。内容をはっきり整理してリスト化を常に意識するようにします。
読者にとって文章よりも箇条書きやリストの方が目に入りやすく目立ちます。箇条書きやリストの方がよく読んでもらえます。
前の説明文を短く表す/言い換え
前の説明文を意味の飛躍がない程度に短く表して前の説明を参照することで、説明の流れが明確になります。短く言い換えることで読者の記憶に残りやすくなります。書き手も流れを書きやすくなります。前文との接続詞に困ったら短く表した言葉を使ってつなげてみます。すると、思った以上にスムーズにつなげることが出来ます。
絵で説明する
具体例のイメージや考えている状況を伝えるときには言葉より絵の方が効果的です。また、説明に2つ以上の流れがあったり、入り組んでいる場合は、図の上で矢印を使って表すことで理解しやすくなります。

(表にして)
短く文に分ける(文が長くなると日本語の文法的な制約がきつくなり書きにくくなる)
箇条書き/リストを使う(気付かないだけで、並列や順序のある内容など、よく見ればリスト化できる部分はかなりある)

前の説明文を短く表す、言い換え(意味の飛躍がない程度に前の説明文を短く表して、前の説明を参照することで流れを分かりやすくする、短く言い換えることで読者が整理しやすくなる、記憶に残りやすくなる、書き手も流れを書きやすくなる=前文との接続詞に困ったら短く表した言葉を使ってつなげてみる)
絵で説明する(具体例のイメージや考えている状況を伝えるときには言葉より絵の方が効果的、説明に流れがあったり、入り組んでいる場合は、図の上で矢印を使って表すことで理解しやすくする)

日を置いて文章を作る

書きたいことは決まっているのに、文章を書こうとするとなかなか書けない場合があります。考えてばかりで何も残らず、時間だけが過ぎてしまうような場合です。このようなとき、文章を次のように考えて作り上げていけば、着実に文章を書き進められます

1. はじめは思いついたものをとりあえず書く
はじめから完成版の文章を書こうとはせずに、 はじめは思いついたものをとりあえず書きます。思いついたことを文字に書き残すことが大切です。完全版の文章と区別するために、背景を灰色にした段落などに書いておきます。
2. 次の日、それを基に完成版の文章を書く
次の日、とりあえず書いたメモを基に完全版の文章を書いてみます。1日ぐらい日を置くと、きれいな文の流れを思いつきやすくなります。完全版を書いていて書くのが難しい部分がある場合は、暫定版としてとにかく文章を書き残します。そして、難しい部分は次の日に委ねます。
3. 次の日、暫定版を基に完成版の文章を書く
次の日、暫定版の修正をする感じで完全版の文章を書きます。さらに日を置くことで、おかしかった部分に気付きやすくなります。書くのが難しかった部分をもう一度考えて、完全版を作ります。

文章を書いている最中は何度も文を読み返すので、感覚が鈍ってきます。1日ぐらい日を置いて自分の書いた文章を読み返すと、文章がとても新鮮に感じます。この新鮮な感覚を使って、文章を完全なものへと段階的に近づけていきます。

文章の作り方は :
はじめから完成版の文章を書こうとはせずに、 始めは思いついたものをとりあえず書く(文字に書き残すことが大切、灰色段落に書く) ↓
次の日、それを基に完成版の文章を書く(日を置くときれいな文の流れを思いつきやすい) 書けない場合は、暫定版としてとにかく文章を書いてみる ↓
次の日、それを基に完成版の文章を書く(日を置くとおかしかった部分に気付きやすい)

「背景」と「どんなもの?」の順番

「背景」と「どんなもの?」の章は、どちらを先に書いてもよい場合があります。このページの内容のように、文章の書き方など多くの人にとって意味のある内容であれば、「どんなもの?」を先に書いて後から「背景」を説明しても読者がスムーズに理解できます。あるいはこの場合は、「どんなもの?」を真っ先に書いた方が読者の知りたいことをいち早く伝えられます。

しかし、アイディアの説明の中には、いったい、何のためにこのようなことをするのか分からないものもあります。このようなとき、いくら読者にどんなものかを説明しても、必要性が分からなければ理解してもらえないことがあります。必要性がなければ、理解するモチベーションが下がってしまいます。

そのため、ここでは統一して、まず「背景」で必要性を説明して、その後に「どんなもの?」を書くようにしています。

[副題 : はじめにすべてネタばらし]
「どんなもの?」のはじめに書くことは=これからどんなことが書かれているかを短く書く、はじめにすべてネタばらし→本当にこの文を読んで知りたいことが知れるかどうかをはじめに読者は知りたがっている / Googleでサーチしてきた読者は特にこのページが本当に探していたものかどうかをすばやく判断したい→全部読んでる暇はない / 全部を読みたくない人のために書く、タイトルから内容を想像した読者のためにタイトルをもう少し詳しく説明する感じ、内容の予告と構成の予告をする、一番分かりやすく短い具体例を使う、まとめではない=全体を網羅しなくてよい=網羅するような抽象的な言葉を使わない

 

更新履歴
2009/07/14
  • 書き始め (7/25-8/23は休止)
2009/09/09
  • 「どんなもの?」を作成
2009/09/16 v1
  • 初版作成
2009/12/10 v2
  • 「はじめにすべてネタばらし」の原案を作成

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